1.31.2015

通過儀礼


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心拍計は不安定だった。実際の平均心拍はもう少し低い
Run60min
(雪)上がりジョグ。少々地面が凍っていた。濡れた路面に朝日に反射してまぶしかった他は、特になんだということもなく60分。



26世紀青年あの夏、いちばん静かな海。MUDなどの映画を見た。MUDは快作、ほかは良作、といったところ。北野フィルムは人によって好き嫌いがあり、さらに北野フィルムを好きな人でも作品によって好き嫌いがあって評価は別れるが、私が見た限りでは良作ではあるけれども目が飛び出るほどの傑作には思えず。ただし、私(イケメン)監督・ばんざい!を高く評価しているタイプの人間であることも言っておかねばならぬだろう。


26世紀青年
星3.2つ。賢い人間は子供を作るのを躊躇する一方で、バカがバカと子供をたくさん作って人類がどんどんバカになった26世紀を舞台としたコメディである。Idiocracyという原題の通り、プロレスラーにしてポルノ男優が大統領であり、スターバックスはアダルトサービス店であり、ゲータレードを畑に撒くので食物が育たない、というような小道具から街から世界観の全て、1から10まで作り物の世界でその労力、アイデアには感動するものの、話の内容としては平凡。


あの夏、いちばん静かな海。
星3.4つ。北野フィルム。1991年作品、時代はバブル景気最盛期である。ボディコン、ワンレン、アッシー、メッシー、ミツグ君、タクシーを呼び止めるのに百万円束をちらつかせる、ミラーボールがチカチカし、朝に8,000万円で買った土地が夕方には2億円で売れる、という時代背景があってのこの静かでミニマルな映画であるからその衝撃は計り知れなかった、と思われる。若者が失望の末に大挙して富士樹海で溶けている21世紀の今になってみるとその辺りの新味は感じられないが、やはり北野フィルム的な叙情が漂っている。通常の映画であれば当然あるべき説明、ディテール、感情描写などが一切省略されているところ、そして省略されながらも成立しているところなど、さすがである。人によっては北野フィルムで一番の出来と言うだろう。


MUD
星3.8つ。マシュー・マコノヒー。この俳優はコンタクト、インターステラーなど私好みの作品によく出ている。
スタンド・バイ・ミーとパーフェクト・ワールドを混ぜたような内容で特に新味や斬新なところはないが、しみじみとよい。子供から大人へと変わっていくと同じ街の景色も違って見える、まさにその瞬間を切り取った感があって、見ているといろいろと思うところがあってよい。快作だけれども、傑作の域には届かない感がある。
ミシシッピだかアーカンソーだかの、なんということのないアメリカの田舎町と風景がたまらなく美しい。作中の女性観が歪んでいるように見えるが、アメリカでは女性の汚い部分を知るのが少年から大人への通過儀礼なのかもしれない。



GTA5
GTA5を再開したが、おそらくプロ脚本家をたくさん雇っているのだろう、映画とくらべても脚本の出来がよい。また娯楽体験としては映画より上である。
映画というフォーマットでは先人たちがたいていやり尽くした感があって、新しい映画を見ても絵が新しくなっているだけで白人男性が殴りあったり、美男美女がベッドでプロレスをしたり、銃を撃ったり、犯人を追い詰めたり、何かが爆発するような、いつかどこかで見た映像コピペの寄せ集めである。どこかでみた旧作コピペ寄せ集めの新作群と斬新なキューブリックの図である。オペラが映画に駆逐されたように、映画もいつまでも安泰ではない気がするが、ゲームか何かによって駆逐されるとも思えず、見る客がいる限りはロボットが出てきたりベッドでプロレスをしたり男性が殴りあうようなコピペ映画が作られ続けていくのだろうか…。



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1.30.2015

赤い情熱

2015-01-30
朝は雪が降っていた。少し積もった。昼前に雨にかわり、夕方にはほとんどがとけた。





2015-01-29
ほとんど運動をしない日々。自転車を買う前の生活に戻った感があるようで、実はそうでない。自転車を買う前は、タバコを吸い、酒を飲んでいた。子供時代を除いて、タバコを吸わず酒も飲まない健康的な生活は初めてかもしれない。


2015-01-29
酒を飲んでいた時期は、どこかへ行くということがなかった。どこかへ行くようになったのは、自転車に乗り始めてからで、自転車に乗れなくなってからもその習慣は残った。

2015-01-29
海は10年位見ていなかった時期もあったが、2015年は、1ヶ月で海のある場所へ3度行った。南では海をのんびりと眺めるには日差しが強すぎて、本土では海を眺めるには寒すぎた。


2015-01-29
このままもう泳いだり走ったりする生活には戻れないのじゃないか、という不安、人様があんなこともこんなこともしているのに私(イケメン)は取り残されていく…、という感覚が過去のこととして、消え去ってしまうくらい長期間、休養したいと思っている。
腸脛靭帯炎やら足底筋膜炎が長引いた時「もうこのまま二度と走れないのじゃないか、お先真っ暗だ、人生から希望が消えてしまう」と感じたこともあったが、実際に長い期間走らなくなっても、REGZA前で股間に手を突っ込んでボリボリかきながらボーッとしたり、GTA5をニコニコして進行させている。

2015-01-29
もっとも、ロング完走という大目標は既に達成済みであるから、二度と走れなくても大したダメージはないとも言えるのだけれども…。
物見山周回コース南側の信号待ちで、ロングにチャレンジしたい、と初めて自分自身の中で思った瞬間のこと、思った瞬間に心の奥底で体験したことのない赤っぽいイメージの何かが湧き上がってきたことは、今でも忘れない。内的には情熱の色は赤であるらしい。ああいった赤い何かが強烈に湧き上がる体験は、もうないかもしれない。などと思った。



もちろん、収容所生活のこうした惨めな「喜び」は、苦痛をまぬがれるという、ショーペンハウアーがいう否定的な意味での幸せにほかならないし、それもここまで述べてきたように、「……よりはまだまし」という意味でしかない。―――夜と霧―――



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1.29.2015

乱れるほど美しい

2015-01-29
日が昇る少し前の、なんということのなかった空のグラデーションが、今となっては大変美しく心に映ります。
2015-01-29
望まない様々なことが起きるものです。千々に心は乱れるものです。乱れるにつれて、見落としがちだった光景が美しく映ります。内心が乱れればそれだけ外の景色が静かに見えます。今日はとても静かな1日でした。
2015-01-29
その存在は忘れることはないものの、脳で再生する頻度も低くなって久しいNちゃんの顔を、声を、表情の作り方を、しぐさを、話の継ぎ方を、心の中に描きました。
望まない様々が起きては心を千々に乱します。そしてそれらは過ぎていきます。終わりに向かって現れては消え去っていきます。


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1.28.2015

ポルナレフ

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グチだの悪口だのイヤなことだの嫌いなものだのネガティブ類一式を垂れ流すと誰もいい気分がしない、垂れ流すこと自体が自分自身を傷つける、という説におおむね同意している。従って今日起こったことをポルナレフのようにありのまま話すと自分を傷つけることになりそうなので、何も言えない。
精神防衛上、内部の毒を垂れ流したほうがいいのじゃないか、という説もあるが、今日は前者の説を採用したいところ。



60分ジョグをした。




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1.27.2015

立ちコロ(深)ができる人はすごい


1 トライアスロン人生が終わってしまったかのように感じられても悲観して布団で泣いて過ごすわけではなく、ボーッとREGZA前のイスに座り、股間をボリボリかきながら映画を見るなどをしている。特に虚しいとか悲しいとか切ないといった感情もなく、どちらかと言えば楽しいといっても良いくらいである。
そう過ごしているうちに放置していたGOLF洗車のことがだんだんと頭に浮かんできて、時間が取れたら洗車でもするか、休日洗車おじさんになるか、という気持ちになってきた。




2 王将でもらったサービス券をよく見たら、定食200円割引券が含まれていた。これはお得な券である…。期限内に王将へ行かねばならぬ…。




3 名著の誉れ高い「夜と霧」を読み始めた。20%まで読み進めた時点では、どう見積もっても星4つ級の出来は間違いないが、星4つを大きく超えてこないことも間違いない、という予感がする。




4 Amazonクレジットカードの申し込み用紙が来たから、記入して提出した。カード発行までにさらに10日くらいかかる様子。今後は可能な限り、このカードで決済したい。




5 ジムプールの水泳マッチョ(男)と水泳マッチョ(女)と私が、予備校で化学の授業を受ける夢を見た。ジムプールの水泳マッチョの夢を見るのは初めてで、水泳マッチョ(女)とは夢の中ながら初めて話した。もう脳の中では、ジムプールに通っていた頃が、整理されるべき記憶として扱われ始めたようだ。




6 First Circleを聴いている。古い作品なのでサウンドがスーパーファミコンみたいに古臭くてダサいのだが、表面的なダサさに耐えられれば総合的な音楽体験としては素晴らしい。本当は表面的なサウンドもカッコイイものがいいののだが…。Pat先生のサウンドは最近の作品でも古臭くてダサい。やむを得ない。
J-WaveやTOKYO FMで流れているような、表面的にカッコイイけど本筋ではダサい商業音楽を罵ることで相対的にPat先生を褒めるセンテンスを加えたくなったが、悪口を減らしたいと思っているので、やめた。
「Pat先生は一聴するとダサいけどよく聴くと超かっこいい。」という内容を言いたい時、それだけを言えばよい。他の誰かの悪口は要らない。



7 腕立て伏せはかなりできるようになった。浅めなら50回。顎を地面に付けるなど、深く体を落とすこともできるようになった。
コロコロは、膝コロは浅め深めともできるが、立ちコロは浅めで精一杯であり、立ち深コロは、往復動作の往路もできない。腹筋より腰に過剰な負担がかかっている感覚がありゴキっといくのじゃないかという恐怖感もある。10段階で難易度を表すとすると、10が立ち深コロとすれば、1が膝浅コロ、2が膝深コロ、4が立ち浅コロである。立ち深コロの難易度は突出している。
深い立ちコロをできる人が信じられない。




8 今日1日で様々なことが起こり、改めて自分の能力の低さを思い知った。思考の低さ、浅さ、狭さ。当然考えておいてしかるべきところ、あるいは2段3段構えで考えておくべきところを、考えておくという発想すらなかった。初耳でポカーンと思考停止するしかない。それが1例でなく、様々な出来事すべてにおいて、百発百中だった。

「あっ…ええっと…そのう…それはですね…ぜひとも…ええっと…あっ……いや…あっ………。すみません…あっ…申し訳なかったです……………。」———2015.1.27  Y———

低脳で無職になるまで今のまましがみついて粘るのではなく、能力の低さがわかっているのだからあらかじめ自ら無職になるほうが、せめて、この世のためだろうか。「どうしてこんな男が生きているんだ!」と思う人間をたまに見るが、それは私のことである。低脳具合を数字で言えば下位1,2%くらいだろうか。同じ数字でも、上位1,2%ならIRONMAN Hawaiiのスロットが取れるだろうが…。



どうしてこんな男が生きているんだ!———カラマーゾフの兄弟1———



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1.26.2015

私生活


2015-01-26
Run58min
誰からも相手にされず、集団から外されつつもトボトボと集団のはじっこに居続けるという夢を見た。つらい…。
ジョグ。運動量を「ゼロにしない」程度にまで減らしているところだが、やはりSub4ペースでLSD負荷を超えるくらいに心肺が落ち始めた。足もあちこちが疲労で痛い。


「携帯は、全然問題なしでした……。暗証番号さえ設定されていなかったです。やっぱり、興味をひく点は別にありませんでした。電話の相手は女性編集者、灯油の配達業者、窓を二重にする注文を受けていた業者……。実用的な会話か仕事の会話だけです。私生活ってものが皆無だったみたいですね」―――地図と領土―――



2015-01-24
2015-01-24
プールに行ったり、ローラーをしたり、睡眠時間を確保しなくてもよくなったため、その時間でGTA5を進行させている。その時間の使い方が虚しいことなのか、未来に後悔の種になるのかということは、考えないことにしている。AをすればBという後悔をするし、CをすればDという後悔をし、AもCもしなければ、Eという後悔をするものである。




2015-01-25
GOLFちゃんのDiscover Pro地図を自分で更新できると知った。ディーラーでやってもらうものかと思っていたが、ダウンロードデータを入れたSDカードカードをクルマに突っ込んでアップデート云々という手順である。
1年弱で10,000kmを超えた。おそらく年間1万キロ超は初めて。快適だからクルマで出かけることが増える、快適だから距離が伸びる、ということだろう。HIJETは快適じゃないから長い距離を避けたくなるし、三菱車だとタイヤが外れるんじゃないか、炎上するんじゃないか、リコールを隠しているんじゃないか、というもろもろの不快な怒りがこみ上げてくるからやはり乗りたいと思わなかった。
そろそろ1年点検の案内が来てもよい時期なのだが、ディーラーが何も言ってこない。


2015-01-10
人様のツイッターやブログなどを見ていると、離婚はダメージが大きい―特に男性は。離婚原因にもよるのだろうが―様子。そういうダメージについては結婚未経験だから分からないのだけれども、深いダメージを受けるほど深く誰かと関わったことがないことに気づいた。想像しようにも想像できるはずがなかった。



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1.25.2015

ミシェル・ウエルベック「地図と領土」を読みましたよ!

2015-01-25
地図と領土」を読んだ。星3.4つ。期待値が非常に高かっただけに、案外とあっさりとした味付けに拍子抜けした。ウエルベック先生と言えば読者に対する嫌がらせのような性的露悪、シニカルさ、虚無さ、孤独さが売りなのだけれども「地図と領土」についてはかなり「標準的」な小説に落ち着いており、それ故だろうか、ゴングール賞(2010)である。


話の筋としては、若手芸術家ジェドの半生である。ウエルベック先生であるので、波瀾万丈な人生を、スリルあり、サスペンスあり、ロマンスあり、涙も笑いもある、というような、手に汗握ってワクワクして読むエンタメ小説ではない。
ウエルベック先生のこの世を見る目は、「素粒子」や「ある島の可能性」などから、一貫して「西洋文明の終焉」であろうか。神などはとうに死んでしまい、文明の礎である神でさえ今となってはポエムの一種として細々と消費されるものでしかなくなり、取って代わった機械文明は人を幸せにしない、資本主義は幸福度を上げない、かろうじて残されているかわいこちゃんのお尻という快楽の予感も非モテ中年男性という属性が粉砕する、というような、どうにもならない暗さ、全方位の孤独、西洋中年男性ペシミズムを露悪的に開陳・陳列することで世界文学のトップランナー、スターダム街道を突っ走るウエルベック先生であるが、今回の「地図と領土」ではその読者への嫌がらせ成分をほとんど排除して静かに、しみじみと文明の終焉を描いている。
バカと金持ちと投機家とスノッブとしたり顔とプライベート・ファンドなどの得体のしれない連中が寄ってたかって得体のしれない自称アート作品に投機的な値段をつける、すると、月とスッポンとラバーカップの見分けもつかないもっとバカでもっとカネを持った連中がどこからか沸いてきてもっとしたり顔をしてさらに値段を釣り上げてくれる、砂利の駐車場に石を捨てたらバカとしたり顔が沸いてきてそこに心象風景だの無との対話だのを見出した上に禅だの枯山水だのと「評価」しだす、相互フォローに相互ふぁぼで水増し、というような資本主義アート業界のマッチポンプによって若手芸術家であるジェドもまたそのマッチポンプに組み込まれていくことになるのだが、その半生を徹底した商業主義・資本主義ディテール描写で進行させていく。そして孤独を極めるジェドの友人候補として世捨て人・ウエルベック先生自身を小説の重要人物として配置させ、自らを「解体」させてみせるあたりにフランス的なエスプリを、そして大変なかわいこちゃん―といういかにもわざとらしい登場人物!―であるオルガの退場の扱いに、ウエルベック先生の諦観を、ジェドのアッパーカットが炸裂しても何も起こらない静けさに同時代性を感じた。
エピローグの淡々とした展開については、そこに希望を見出す事まではできないが、悪趣味な展開でもない。ギャンギャンとでかい声で終焉と孤独を唱えるのではなく、静かな絶望なのだろうか。再読が必要かもしれない。
素粒子」や「ある島の可能性」のインパクトを期待すると肩すかしを食らう。しかし、そこにより深化した世界観と見出だせるかもしれない。などと、バカとスノッブとしたり顔がありもしない「深化した世界観」を見出しちゃってゴングール賞を出しちゃう図、という罠をウエルベック先生が仕掛けたのかもしれないところが恐ろしい。少なくとも私の能力では、表面的なところまでしか読めない。やはり再読が必要だろう。




1冊だけ読むなら「素粒子」か「ある島の可能性」がオヌヌメ。重要作家だからひと通り読む場合の最初の1冊としては「素粒子」がオヌヌメ。「プラットフォーム」などは未読だから知らない。








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