10.31.2015

酒を飲んだ


Jack Daniel's
5年ほど禁煙・断酒をしてきてその間に人生に紆余曲折・変化があって、現在は自称ミッドライフ・クライシスである。

ミッドライフ・クライシスの苦痛に対応すべく、幸福度を上げること、QoLを上げることを目的に、飲酒を少し取り入れてみるか、と思いつつ、アルコールは日本文化の中では大変寛容に受け入れられているし、合法だけれども薬効・依存の強度はコカインクラスのハード・ドラッグと言えるし、私もアルコールの依存性には痛い思いもしているからイケメン危うきに近寄らずとも言うし、いや、虎の穴に入らなければ虎の子をかっぱらうことはできぬとも言うし、どうしようか、とさんざん悩んでいた。が、一応、ルールを定めて「たしなむ程度」にとどめることができるのならそれはそれでよいのではないか、幸福度が上がるのではないか、と思い、お試しとして50mlのミニチュアボトルを飲んでみることにした。

結論としては、やはり断酒を続けていくことにした。

  1. 昔はおいしいと感じたし再び慣れれば考えも変わるだろうが、味がまずい。接着剤をなめているよう。
  2. 再び慣れれば考えも変わるだろうが、アルコールの薬効が思ったより気持ち悪い。
  3. 1杯飲んだら2杯飲みたくなるし、2杯飲んだら3杯飲むべきだし、3杯飲んだら4杯までいかなければ嘘だ、4杯飲んだら5杯飲まなければ生きている意味がない、と際限がない、あのアルコール特有の感覚、お酒が好きだから飲んでるんだ、もっと飲みたい、とアルコールに自我が乗っ取られる感覚が戻ってきた。「たしなむ程度」では済まない。
  4. 酔って弛緩すれば生活にリズムとリラックスが生まれると思ったが、酔うこととリラックスは別。むしろ、酔いは邪魔。
  5. 夜のリラックスタイムにはデカフェのコーヒーのほうがよさそう。Nespressoが欲しい…

など。
ざっとした印象としては、カネと時間を使ってアルコールを摂取するのは論外という感じ。カネと時間をもらえれば、例えば、ウイスキー100mlにつき1万円、24時間があなたに加算されます、と言われれば検討する、という感覚。100mlごとに300円とか500円をチャリンと払って時間を失うなどは愚の骨頂。
再び飲酒に慣れれば印象も変わるだろうが、慣れていく価値は感じない。
愚劣三兄弟として、酒、たばこ、ギャンブルと並んで呼ばれるが、なるほどその通りだな、と。



というわけで、唐突ながらスキャナー・ダークリーがオヌヌメ。ドラッグにおぼれた者たちへの挽歌。最後にしみじみとした寂寥が訪れる佳作。






2 件のコメント:

  1. 昔は身体で酒を呑んでいましたが、ある年齢からピタッと呑まなくなりました。今は本当にたしなむ程度、酩酊する時間と金がもったいない。パーティーに呼ばれても底なしに呑む事も無し。

    さてイケメンさんの問題は仕事から家に帰って何もすることがない時にどうするか?ですよね。トライアスロンを止めてしまって「ピアノ、ドライブ、映画鑑賞だけというのもつまらない。ならば酒でも始めようか」と思われたのでは?

    ボランティアとか、無償でピアノ演奏をするとか、他人のために何かをするという活動はどうでしょうか?人間関係や社会の見方が変わるかもしれませんよ。

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    1. なるほどぉ~さすがAkira先生、言うことが一味違いますね。仮に私がこの記事を読んだとしたら「ウイスキーは度数が高いっすから、焼酎なんてどうです?芋おいしいですよ!」というようなコメントをしそうです…。

      寝る前にふっと安らぎを求めていたようで、酒はやっぱりやめてさっそくネスプレッソ買いました…。

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