7.19.2015

Mini Convertibleの方へ…(すごろくの振り出し)




「あけみちゃんに振られたんか?」「そうですよ!!」―――虹をつかむ男―――


Mini Convertible
にて「オープンがよろしい」と会員から聞いた翌日のことであったと記憶しているが、Mini Convertibleに試乗(カーシェア)するため東京へ行った。悪く言えば敗残感、残飯感のある日常に耐えられないから中年男性の典型欲望たるクルマに頼る、という構図である。しかしながら、いい年こいてしまった今からかわいこちゃんを見つけて必死に喰らいついて家庭を持つための高難度コースを走る努力をしなくて良い、これから心肺を鍛えて膝痛を乗り越えて落車の恐怖を乗り越えてロング完走を目指さなくて良い、とか、ひとつの区切りを得た状況でもある。もはや余生であるのだから楽しいことをやってもいいのじゃないか、と良い風にも言える。





もうあんたくらいの年頃ならな、嫁にこどものふたりもでけて、たのしいくらしやろに、そんなことも考えていられんわなあ。わしはもう、うまいことこう…なぐさめることばしらんもんやさかいに、あ、もう一杯おかわりどうですな?―――股旅・三人やくざ―――





靖国神社
乗ったのはMini Convetibleの初代。ウイーンと電動屋根を開けて走りだした瞬間に「ああ、これであるな、絶対にこれであるな、屋根は開かなければならぬな、屋根の開かないクルマという選択肢はないな」と思い、直ちにFIAT500は選択肢から消えた、というか、サルーン風じゃないバタバタした小型車でマニュアル車で屋根が開いてできれば4シーターとなるとMini Convertible一択となった瞬間であった。素晴らしい開放感であった。Aピラーが立っていて短いのも開放感につながっているのだろう。
(物知りである会員のいうことは聞くものである。会員はたいてい正しい)


俺はもう関わりたくない。怖いんだ。暖かい土地へ行きたい。やり直したいんだ。記事に俺の名を出すな。俺はカスだ。重要な存在じゃない。―――消されたヘッドライン―――


新宿南口
オープンカーは開けて走ると恥ずかしいから開けて走らなくなる、という説があったが、全く恥ずかしいという感覚はなかった。エアロワンピースにエアロヘルメットをかぶって公道を走るような、信号待ちでは公の空間でありながら股間に手を突っ込んでポジションを直すような人間である。恥の感覚などあるはずがない。慣れとは恐ろしいものである。
同様に屋根を開けて走ると風が吹き込んで不快だから開けて走らなくなる、という説もあったが、全くそんなことはなかった。荒川サイクリングロードの北風―通称荒川峠―に骨の髄までさらされた人間には爽快感しかなかった。

オープンカーにはネガティブな面もある。前にトラックがいれば排ガスが臭いとか、夏はじりじり暑いとか、幌はイタズラで切られるとか、雨漏りがするとか、遮音性が低いとか、幌張り替えは高額とか、メンテが面倒等。だが、屋根を開いて走る楽しさを得るためなので当然といえば当然である。楽しくなくていいのならスタンダードの王者たるGOLFに乗れば良い。屋根が開くという一芸の前には、いろいろな難は許すべきである。






松本城
このようにして心はMini Convertibleに決まった。思えば、5年前、自転車に乗りはじめる直前にやはりMini Convertibleを買おうとディーラーに行ったことがあった。初めての自転車BD-1は、Mini Convertibleに積むために買ったのだった。記憶が正しければ、BMWディーラーに行った翌日にレイクタウンのY's RoadでBD-1を買った。そしてBD-1に乗り始めたらクルマはどうでもよくなり、自転車の方へ進んだのだった…。それから5年か6年経った。すごろくが振り出しに戻ったようである…。
Mini Convertibleで心は決まったので、現状をBMWディーラーに問い合わせてみた。3代目はデザインが好きでないし、Convertibleの3代目はそもそも発表前であるので、2代目はまだ新車の注文を受けているのか、と聞いたところ、「もはや注文は受け付けていない、Convertibleの新車は在庫のみである、在庫は僅少で且つ全てATである、同様にMini Roadsterも在庫のみで在庫はほとんど無く且つ全てATである、3代目は恐らく1年半か2年後となるだろう、おつかれさん」という回答であった。
新車は諦め、Mini Convertible2代目、マニュアルの中古車をターゲットとして探していたところ、遠方(長野県)のディーラーであるがBMW認定中古車でよさそうな玉が出ており、実車を見に行って問題―素人が機関を見てもわからないから、車内が臭くないこと、屋根の開閉が正常であることなどを確認―がなさそうだったら即契約をしてしまおう、と心に決め、いや待てよ、長野まで実車を見に行ったらもう売れてました、というのでは困るから一応問い合わせておくか…まだ売れてなかったらぼくちゃんが買うからと言って確保しておいてもらうか…と電話をしたところ「ConvertibleのMTであるか、ついさっき売れた、おつかれさん」という回答を得た。
認定中古が望ましいから、認定中古から探していたのだが、認定でMTとなると、玉数は大変少ない、というか、Convertibleで認定でMTとなるとその1台だけであった。売れてしまった玉は色が気に入らなかった。このまま気に入る色で、認定で、MTで…と玉を待っていてもいつになるかわからないから、認定中古という条件を外して探したところ、年式が6年落ちと古くなるものの気に入る色でMTでシートヒーター(オープンカーには必須らしい)もついた玉が見つかった。こちらもどういうわけか長野の中古車店であった。あらかじめこの中古車店に電話をし「臭かったり見るからに事故車でなければですが…あの…ぼ、ぼくちゃんが買うので取っておいて欲しいのですけれども…長野まで行ったら売れてました、というのではつらいですから…明日の朝、そちらに伺いますので…おねがいいたします…」と言い、長野へ行った。実車は6年落ちにしてはキレイで臭いは特にしなかった。幌の状態もよく、屋根の開閉もスムーズだった。車検切れで試乗できなかったり、長いこと売れない長期在庫車であったり、妙にスポーティな社外ホイールに変更されており前オーナーが荒っぽい使い方をした可能性もあるが、ハズレ個体だったとしても2年くらい乗れればいいか、中古車なんだから期待値も低く保てるし、ハズレ個体に苦労するのも一興と思えばそれもまた楽しかろ、というわけでMini Convertibleを買った。同時にその中古車店でGOLFを引き取ってもらうことにした。追金は少しあるが、金銭面で不満はなかった。納車はまだまだ先である。




2 件のコメント:

  1. Mini Convertibleの仲間が増えてウレシイです。我が家のミニ・コンバーチブルは、2005年製で11シーズン目を迎えていますが、まだ元気です。オープンに乗り始めて、少しだけ服装に気を使うようになった気がします。オープンカーのある生活を楽しんでください。

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    1. UMI PAPAさんの、オレンジでしたっけ?いいですよね。2005年ということは初代コンバーチブルでしょうか。
      個人的にはBMW MINIの外装、内装デザインは初代が一番好きです。2代目もなかなか、3代目は好きじゃない、という感じです。
      私もポンポン乗り換えるんじゃなくて1台を長く乗りたいです。今度のコンバーチブルも、手入れして長く乗りたいです。最も、乗ってみたら不便で扱いきれないとなるかもしれませんが…。
      「いやあ、これ、シリンダー逝っちゃっててエンジン乗せ換えしか手がねえっすよ、旦那、250万コースっすね」というコンディションでないことを願います。

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