6.19.2015

夜のドライブ

2015-06-17
終業後の時間は走るかこぐか泳ぐかしていた日々から、ランもせず、ローラーもせず、プールにもいかずにじっとりとイスに座る日々になると、空虚で空白で退屈で何者でもなくなった自分というものを再発見してつらいところである。その数ヶ月間もGTA5 Onlineを静脈に打って一時的な幸福感を得ていたのだけれども、その覚醒にもすっかり耐性ができて、起動させるよりも起動させない日の方が多い。すると、空虚な自分である。

自称・オープンカー貯金中であるとはいえ、このような終業後直帰してイスにすわってじっとりと寝る時間まで空虚に耐えるような生活を続けていくと精神病院のベッドの上で目を覚ますことになるのは間違いないことなので、気晴らしとして首都高をクルクルと回ってくることにした。
クルマを買ったらいつかは首都高をクルクルと回ろう、と、幼い頃から思っていた。土屋圭市の首都高バトルをプレイしていた、スーパーファミコンのコントローラーを握っていた、将来は普通に働いて普通に結婚して普通に苦労して普通に子供にないがしろにされ普通に幸せになることを信じていた、あの幼いころから…。クルマを買ってから15年か20年近く経つまで首都高をクルクルすることはなかった。ようやくその時がきた…。行動力がないのがつらい…。
首都高は田舎者には複雑で事故が多く危険なので避けていたというのもあるが…。

2015-06-17
ただ首都高に乗ったのでは時間的に渋滞であろうし、無能で実質無職でお先真っ暗であっても腹は減るわけで…うまいと評判のとんこつラーメン店である、田中商店へ行き、とんこつラーメンを食べてから首都高をクルクル回ることにした。ラーメンはスッキリあっさりした洗練されたとんこつであった。下品で動物臭くて脂っこくてしょっぱいものが美味しく感じられる貧乏舌にとっては拍子抜けのする淡白さであった。ただし、ラーメン通にはこれが美味なのだろう。福岡で食べた、はかたやの貧乏舌向けの味が懐かしく思い出される…。

人心が荒廃してモラルが低く治安が悪いことで知られる足立区であるが、そうした先入観をそのまま反映した方々が、雑居房から出てきたばかりのように見える方々が、あるいはこれから雑居房に入るだろう方々がリアルに歩いている様子を見ながら、首都高速の入り口へと向かった。加平ICから首都高へ乗った。
2015-06-17
夕方のラッシュもほとんど終わり、乗用車通勤車よりもダンプ・トラック・トレーラー・タンクローリーが多かった。夜のドライブが心地よい。窓を開けて風を楽しんだ。やはりオープンカーが欲しい。
首都高速はルートを選ぶと周回となり高速道路から降りることなく走り続けることができる。しかし、性能の低いクルマしか存在しなかった時代のめちゃんこ古い設計の道路の上に、大変に複雑な合流やら分岐やらが連続し、更に加えて分岐や合流や車線増減や高速道路出口が、大変に短い距離で行われるため、現在の性能のクルマで走ると合流・分岐というよりも斜めっぽいT字路を一時停止しないで走るような感覚である。江戸橋JCTなどは嫌がらせでわざと危険に設計したようにしか思えないほどである。
2015-06-17
2時間か3時間、首都高をクルクルと走った。どうやら自転車だけでなくクルマでも私はコーナーが遅いらしく、軽バンやらトレーラーやらにも煽られた。横Gが加わるとクルマが横転するのじゃないか横滑りするのじゃないかと怖くてすぐブレーキを踏んでしまうのだが、GOLFより車体バランスの悪い貨物車に煽られるのだからGOLFの横転や横滑りの限界ポイントはまだまだずっと先なのだろう。

2015-06-17
下道、高速の合計で190km走った。燃費は22km/Lとカタログスペック21km/Lを超えた。高速道路と言っても制限速度やらカーブで速度領域は60km前後だったからだろう。60-80km/hくらいが一番燃費が良い。
GOLF7は同世代車では頭ふたつ抜けた出来であるから大変に快適である。快適ではあるが、とても楽しいわけではない。オープンカーなら快適ではなくなるがもっと楽しいだろう。

2015-06-17
記憶が正しければ、ルートは、加平→葛西→有明→浜崎橋→三宅坂→江戸橋→浜崎橋→三宅坂→江戸橋→浜崎橋→三宅坂→江戸橋→有明→辰巳→箱崎→堀切→葛西→辰巳→箱崎→江戸橋→三宅坂→浜崎橋→江戸橋→ 三宅坂→浜崎橋→江戸橋→三宅坂→谷町→大橋→さいたま方面。

夜のドライブをし、少し気が晴れた。

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