3.01.2015

Invention No.11のトリルがわからない

Invention No.11
独習の場合、不明な点があると不明のままになる、あるいは、間違えた読み方が改まらない、という問題がある。例えば「おっとり刀」という言葉を「おっとり、ゆっくりしてなかなか腰が上がらないのんびりした様子」という意味で使う人が居るが、そのこっ恥ずかしい誤りと同じように、間違った譜面の読み方をして自信満々に違う鍵盤を押している、という恥ずかしい状態がある。先生がいれば「君、そこは違うじゃないか、聞いているこちらが恥ずかしくなる、改たまえ」と言ってくれるのだが…。
いま取り組んでいるInventionの11番の2小節目の3拍目の裏の左手のトリルがそうである。これはソ・ファ・ソというトリルであるが、ファは普通のファなのかファ#なのかがわからない。ト短調(ハニホヘト、CDEFG、ドレミファソという3種の呼び名はどうにかして欲しい…。ドレミファソで統一してソ短調と呼びたいところだが…)であるからファは普通のファであり、本来はソ・普通のファ・ソというトリルになってしかるべき'(と思うが…それも確信はない)だが、この小節ではすぐ後ろに臨時記号でファに#が付いている。響きとしてはそちらに引っ張られてソ・ファ#・ソというトリルにするのがいいのじゃないか、という気がしている。すると流れ滑らかになるのだが、曲想としては臨時記号のついた、4拍目の裏のファ#で「下降していく感、堕ちていく感、階段を踏みはずした感」を表現していることが明白だから、その感じを強調するためには、直前のトリルはソ・ファ・ソという具合にまだ正規の響きを保っていたほうがいいいのじゃないか、とも思う。
わからないときは「トリルを省いちゃう」という方法もあるのだが、省く場合は「曲想上、省くべきだから省く」という確信があって省くべきであり、譜面の読み方がわかんねーから省いちゃおうか、というのは違う。
また、どちらのトリルにしてもそれは弾く人の解釈でどちらにしてもよいものなのか、解釈の入る余地は全然なくて正解があるのか、その辺りもわからない。
音大出で独身の先生に教わりたい…。


0 件のコメント:

コメントを投稿