1.16.2015

代替

2015-01-12
EOS M2
(イケメン)はCanonの株主であるから、ニッポン絶景街道を見ている。年をとり、こういうおじさん臭い番組を、そしてNHKを、見るようになってしまった。民放TV局の娯楽番組のかわりに。
先日の放送ではEOS M2を、何とかというスーパーモデル出身の写真家が機材として使っていた。声の枯れたおじさんと一緒に関から伊勢神宮へ向かう伊勢街道を歩いていた。江戸時代の伊勢参りは、大変盛んで、庶民の一生に一回(かどうかは知らないが)の巡礼という位置づけであったようで、その街道のにぎわいは大変なものであったそうだ。今では、ディズニーランドに行くことに取って代わられただろうが。
関は江戸時代の街道景色が残っている(馬籠、妻籠と同じに見えるが…)。かねがね名古屋に行ってみたいと思っているが、そのついでに関にも行ってみたい、と思った。





2015-01-15
未来派宣言
朝、起きてから会社へ行くまでの、憂鬱への準備をする時間を、コンピュータをいじって過ごすことに耐えられなくなってきて、コンピュータをいじるかわりに地図と領土を読んでいる。こちらのほうが幸福度は高い。コンピュータをいじっても誰かが誰かを殺したり、どこかで爆弾が爆発したり、どこかの政治家か起業家が失言をしたり、どこかのメーカーが「革新的な」ホイールを開発したり、清潔感がなければ異性に嫌われるとか、牡蠣に合う日本酒の銘柄や、藤原紀香の美しいヒップラインにファンが悶絶したり、マクドナルドが新しいバーガーを発表したり、適度な運動が健康を増進すると書いてある記事を読んでも、時間を失うだけで何も得られない。まだ一度も死んだことがないからハッキリとは知らないことだが、人生は無限に続かず、時間は有限らしい。それならばコンピュータのかわりに本でも読んだほうが良いだろう。
読み進め進捗度は全体の10%超というところだが、ウェルベック先生は今のところ期待から外れず、順調に現代社会の不毛っぷりをあてこすっている。芳醇な香りのするブランデーが出てきても、芳醇な香りのブランデーとして読むのではなく、いちいちが不毛っぷりの補強材料なのだろうな、というような。いや、ひょっとしたら芳醇な香りのブランデーを飲んだり、景色の良いマンションでパーティをしたりで、ハッピーポジティブハッピーピーという話である可能性も絶無ではないかもしれないが、いやいや、そうではないだろうという確信はあるが、とにかく読み進めないとわからない。
マリネッティ先生による未来派宣言―戦争を、暴力を、破壊を、ギラめく工場の光を、スピードを、女性蔑視を、爆音マフラーを、われらは称える!―はもう100年以上前のムーブメントであるが、それから100年経って文明は発展したのか、前進したのか、あるいは後退したのかと思えば、それらのどれでもなく単に腐敗したか劣化コピーされつづけているに過ぎない、「芳醇なブランデー」で酔うしかこの前に道はない、この文明のサイクルはほとんど終わっているし2周目にはとことん価値がない、30代半ばを過ぎても独身をこじらせている男性のように価値がない、というようなことを、国道122号線沿いのラブホテルから見下ろされる位置を走るフランチャイズ軽トラックを見て、なんとなく思った。




この年の「カスタレード」は芳醇にして高貴、華麗な味わいで魅了する。最後に残る乾燥プラムのようなスモーキーな香りは、熟成したブランデーの特徴を見事に伝える。味わいは口の中で長らく消えず、最後には古革の匂いを感じさせる―――地図と領土―――





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