10.07.2011

ロード組み立て日記


次期ロードフレームが届いた。今回は自分で組み立て、整備を行う。高価なプラモデル。
プラモデルをしたいというのと、一通り整備を覚えたいというのと、通販で出費を抑えたいというのと。
フレームはCervéloR3 SL 2010で、将来的には軽量にしてヒルクライムバイクにする予定だが、当面は105をつけてトレ用に。
現行ロードからの流用パーツと新調するパーツは半々くらい(のはずだった)。
STIレバー、前後ディレイラー、前ブレーキ、BBは新調。他は流用(のはずだった)。

フレームは海外通販、シマノパーツの大部分は国内通販で取り寄せ、その他パーツ、工具は自転車店で。パーツ、工具の他に調達するものとしてはディレイラーハンガー。
DerailleurHanger.com
あんまり考えたくないことだが、ロードのアキレス腱と言えるディレイラーハンガーを立ちコケなどで曲げる可能性があるのでDerailleurHanger.comにて予備のハンガーを2つ注文。世界は広い。ディレイラーハンガー専門店が存在した…。自転車店に取り寄せてもらってもいいのだが、ガソリンと1時間を使って店舗へ行き、注文をし、入荷を待って後日またガソリンと1時間を使って取りに行く、というのも面白くないので通販。こちらは5分で終わる。
2日とたたず発送メールが来た。純正品じゃないかもしれないが、価格送料共にまずまず良心的。5つ買うと1つタダ!というサービスも行っているようだが、最低でも5回立ちコケをしなければならない。このサービスのお世話にはなりたくない…。



これで調達すべきものはほぼ手配した。事前にできる事として
整備教則本
教則本を読んだり、
Khamsin
Khamsinにタイヤをはめたりと、フレーム、パーツ到着前から出来る事はしておいた。フレームが到着したらまずパーツの確認などを済ませて簡単に移植できるものだけ移植して、寝た。


翌日。休日。朝ローラーをしてONIXラストライドをし、感傷的になる予定だったのだけれども、前日晩に少しだけ作業をしたところ、想像していたよりもずっと時間がかかりそうだったので、ローラーをやめ、朝のまだ暗いうちから次期ロード組み立て作業開始。

フォーククラウン
フォーククラウン
ディスプレイスタンドを使って自転車を自立させると作業しやすいので、まずはホイールをはめたいところなのだが、ホイールをはめるにはフォークを付けなければならない。フォークを付けるためにはヘッドパーツをはめなければならない。ヘッドパーツをヘッドパーツとするにはフォーククラウンをフォークに圧入しなければならない。フォーククラウンを圧入するには内径40mm弱の塩ビ管でトントン叩かねばならない。内径40mm弱の塩ビ管なんて持ってないからホームセンターに行って買ってこなければならない。まずはホイールを付けたい、と思うと、ホームセンターに行って塩ビ管を買ってこなければならない、という…。まだホームセンターは開店前であるので、開店時間まで他のこまごまとした作業。

我が食卓
長い作業になりそうなのでカロリー補給。松屋。続いてホームセンター。コラムより長い塩ビ管を探すも発見できず、10cmほどの塩ビ管を4つ買ってそれをガムテープ等でつなげてトントン叩こう計画。結局のところ、10cmほどの塩ビ管をシュポシュポとフォーククラウンに打ちつけたら底まで圧入できた。これでヘッドパーツ関係はおしまい。

煙突コラム
次に煙突みたいに伸びているコラムカット。この作業は完全不可逆なので、失敗が許されない。長めに切っておけばまた切ることが出来るけれども、短めに切るとアウト。スペーサー1つ2つ分の保険をかけてカット。
カーボンコラムカット  ソーガイド
ソーガイドとのこぎり。カーボンの粉がでるので屋外作業。いらない靴下を詰めておいた。こうするとフォーク内部にカーボンかすが入りづらい。コラムを切ったらカーボンアンカーナットを付けてステム、スペーサー、ヘッドキャップをして固定。これでハンドルがついた。同時にホイールも付き、作業性が上がった。

BB回し工具
懸案だったBB周りについて。BBにはタッピングやフェイシングをしなければならぬ、とか、BBパーツが固くて入っていかない、という情報を得ていた。このBBに関する懸念は、問題がなく簡単に作業が終わった。最近のフレームだと精度が上がっているうえに(カーボンだから)BBに溶接熱を加えるわけでもないからタッピングはいらないよ説の通りだった。このあたりはフレームメーカーによるのだろうけれども。BB取り付けは拍子抜けするほど楽だった。スルスルと手で回すだけでパーツが入っていった。最後に工具で締めるだけ。

リアブレーキ移植
そしてONIXをバラしながらR3ちゃんに移植。フロントブレーキは新調、リアブレーキは移植。メインブレーキのフロントは5700で統一、リアは効きが若干悪いくらいでちょうどいいので5600のまま。5600と5700ではケーブル引き量が違うらしく、5600レバーで5700ブレーキを使うとカックン、5700レバーで5600ブレーキを使うと効きが悪いらしい。まあ、要するに、リアブレーキ代をケチった。ケチったことの正当化でなくて、ロックするくらいなら効きが悪い方がまし、というのは本当にそう思う(特にパニックブレーキには)。とはいえ、制動力の問題はないはず。絶対ストッピングパワーはアーチ剛性に依存しているはずだから、その絶対パワーに至るまでのケーブル引き量の問題であるはず、と全部机上の話。実際にレバーを握ってみたところ、さっぱり違いは分からなかった…。

痛恨のボトルなめ このクランクは放棄した
クランクを移植しましょうかね!とクランクを外そうとしたところ痛恨のボルトなめ…。
クランク、Q-Rings、ペダルを一気に移植出来るとニコニコしていたところだったのでこれは痛かった…。6角レンチを入れても回らない。この状態からクランクを抜く手段は、ディクスグラインダーでの破壊、電動ドリルでのボルト切削くらいしか思いつかない。その工具はもちろんないし、そうしてもクランクは破壊される。このクランクを流用する計画は放棄。新調するほかあるまい…。

私「ぼぼぼぼぼぼぼ、ぼくちゃんの105コンパクトクランクはそちらに在庫はありますかね?」
セ「ある。」


セオサイクル
作業が進まない割に時計の針は進む…。セオサイクル着。クランク購入。貴重な時間を浪費してしまった…。

3T DORIC-TEAM セットバックゼロ
3T DORIC- TEAM
同時に安いセットバックシートポストも買った。R3SL付属の3Tシートポストはセットバックゼロ。大腿骨が長いのに足全体は短いアジア系にはセットバックゼロのシートポストだとポジションが出ない。軽量のカーボンシートポストは検討の上別途調達予定。


105コンパクト&Q-Rings
チェーンリングを105純正かQ-Ringsか悩んだけれどもQ-Ringsに換装。楕円の効果はさっぱり分からないが、せっかく買ったのだから使わないと…。クランク装着。

ここまで来ると自転車の形になってくる。あとはチェーン、ブレーキケーブル、シフトケーブルを付け、調整して完了、ではあるが、ディレイラー調整という難所が手つかずで…。


自作チェーンフック
チェーン取り付け。ハンガーのかけらでチェーンフックを自作。使い勝手は良かった。一つ目のチェーンはピン押し込みに失敗をして貫通させてしまった…。新品チェーンが…。道具箱に予備があったのでそちらを慎重に取りつけた。
Shimano説明書
ケーブルに着手。基本的には説明書の指示に従っていれば取り付けまでは出来るが、うまくいかず。フロントブレーキケーブルの初期伸びを取っているとガリガリと引っ掛かるような手ごたえ。おかしいなと、外してみるとインナーケーブルが削れている。ブレーキアーチのケーブル受けあたりでこすっているらしい。アウターをひっくり返したりしているうちに引っ掛かりが取れたので作業続行。

次にシフトケーブル及びディレイラー調整。難所。
ともかく説明書通りに。インナーケーブルをディレイラーで固定するときのテンションがどの程度なのか説明書にはない。多分、経験や耳学問で学んでね!という微妙な張り具合なのだろう。
リアディレイラーは回すところが4つもあるので複雑怪奇に思えるが、それぞれのネジネジの役割を把握するとそれほど複雑でもなく、説明書通りに進めて行ったところ案外と簡単にスパスパと決まるようになった。新品だからということもあるのだろうがONIX時代よりずっとよく決まる。大満足。

フロントディレイラーは回すところが2つしかないので簡単だろうと思っていたがこちらの方が難しい。説明書の通りに進めたくても説明書に書いてある状況が再現できない。
インナーローでプレートとチェーンがこするかこすらないか、という具合に調整してね!と書いてあるが、ネジを回してもそんな状況にならない。ガリガリこすっている。ネジネジでの調整幅で対応できないようなところにチェーンリングがある。どうもインナーケーブル固定時のテンションでだいぶディレイラーの位置が変わってくるらしい。ケーブル固定時の位置を基本としてネジネジで多少調整する、という構造らしい。テンションを高めるとディレイラーが外側に、緩めると内側になる。だが、テンション調整のアジャスターがないのでテンション変更はケーブル固定時に引っ張るときの力加減で調整するというインチキ臭い方法で……。

「よいしょ」←テンション低め
「おりゃ」←テンションやや高め
「むぉりゃ!」←テンション高め

などと試行錯誤しているうちに「ま、こんなもんか」程度になったのでフロントディレイラーはこれで終了。これ以上いじって悪化してもイケナイ。これにて大体の作業が終わった。


ディスプレイスタンド上では分からないので3本ローラーに乗ってみて、変速具合を確かめると、フロントもリアも十分に決まる。フロントはインナーローやアウタートップ側でプレート干渉音がする等甘さを感じるけれども、ガバガバでチェーン落ちするよりましだろう。
特に異音もしないようなので、取りあえず休憩。手が油まみれ、部屋はゴミ屋敷状態。片づけをして風呂。もうすっかり夜だった。起きてからここまで12時間くらい。腕、足、腰が痛い。
Cervélo R3 SL ひとまず完成
シートポストは安いセットバックのもの よく見たら値札が付いてる…
フクピカで自転車を拭いて、バーテープを巻き巻き。これでひとまず完成!いくつか問題点もあるけれども、全体的には満足のいく出来になった。

ケーブルの取り回しが今一つ。フラット部分を握るとバーテープの上からケーブルの存在がありありとしていてよくない。左右で形が違うのも気持ち悪いし。5700系はシフトケーブルもバーテープ内蔵だから余計に。慣れの問題だろうか。
Shimano105 5700 ケーブル取り回し(やや失敗)
ブレーキは左前
今朝に3本ローラーに70分乗った。R3SLちゃんに異常なし。増し締めを行い、実走をして最終チェックとしたい。


購入編
新フレームが届きましたよ!



失敗が許されないコラムカットに。
失敗しやすいチェーンは常に在庫を。

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2 件のコメント:

  1. たまごあたま2011年10月9日 13:04

    組み立て、お疲れ様でした!
    ヘッドパーツ、FSA製なんですね…私のR3はCANE CREEK製でした。フレーム付属のシートクランプはちゃちの一言に尽きるので交換すると良いかもしれません。THOMSONのシートクランプは、安くてサイズがあってたったの2.8Nmで締まるのでオススメですよ〜取り付け時はキツイ事があるので割をドライバなどで開きながら取り付けるとグーです。

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  2. たまごあたまさん、こんにちは。

    シートクランプ、確かに破断例が少なくないようですね。軽量なんでしょうけど…。貴重な情報をありがとうございます。
    クランプ径が特殊なようでほとんど選択肢がありませんね。でもThomsonのものは質が良さそうなので早速発注しました。

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