7.10.2011

館山トライアスロンに行ってまいりましたよ!



金曜の晩にそわそわしてなかなか寝付けずにいたが目覚ましが鳴ると土曜日だった。
土曜にローカルルール説明会とか初心者講習会が行われる。私はトライアスロンのルールも知らなければ、基礎知識もない。それらに参加すべく土曜の朝に埼玉南部を660ccで出発した。順調にいけば、昼前には館山に着くだろう。時間に余裕があれば海の様子を見れるかもしれない。

とにかくオープンウォーターが怖くてたまらない。オープンウォーターを体験する、これが今回参加する意義のほとんどを占める。加えて埼玉南部の生活圏から逃れる、という意義も多少あり、その他はおまけ。
iPhone & GRDIII
レースに必要な道具一式のほかに、iPhone充電用具、GRDIIIを持っていく。
川口ジャンクション
陸路
122号、環七、京葉道路、ロッテリア、館山自動車道。駐車場から9回交差点を曲がり道なりに進むと館山だった。当たり前だが県外ナンバーばかり。大宮ナンバーは孤独だった。
館山の景色
館山は工業地帯でも、住宅地でも、商業地域でもなかった。
工業、住宅、商業、コリアン、チャイナの混交地帯である埼玉南部とは違う景色。見慣れない南国風の木が生えていて、波の音が聞こえた。

海
まず海に行き、水温を確かめた。プールよりは冷たい。水はきれい。味見もした。かなりの塩味。風が強く少し波が立っていた。
館山の海 ECM風に現像できて大変満足
ECMレーベル風に現像できた
景色をみて、ECMレーベル風に撮れるのじゃないか、と思い、シャッターを切った。


館山城
時間に余裕があったので城を見に行った。築30年。私より若い城だった。

開催地近くのなんとかというホテルで選手登録をし、ゼッケンとトランジッション袋をもらって、初心者講習会、ローカルルール説明会に参加した。

国道沿いのなんとかという温泉銭湯に入り、海沿いのなんとかというファミリーレストランでハンバーグを食べ、なんとかというスーパーであんぱんとジャムパンとまんじゅうを買った。
海辺の夕暮れ
夕暮れ
散歩
散歩
さいたま民のぼくちゃんには海風が大変気持ちよかったので海辺を無闇に散歩した。


Dr.Pepper
ホテルの自販機にあったドクターペッパーが珍しかったので飲んだ。

ホテルに入り2つあるトランジッション袋に装備を振り分けた。


遠くに波の音が聞こえた、気がした。
何年か前、自転車に乗り始める前のこと、まだタバコを吸い、酒を飲んでいて、そして今よりも楽観的に世界を見ていた頃、私は恵さんと知り合い、仲良くなり、一度だけ旅行をした。神社仏閣を見て回った。それ自体に感銘は受けなかったが、歩いて回るだけで楽しかった。それらの由来の解説を読んで、冗談を言い合った。寿司屋で少し贅沢をし、普段飲まない日本酒を飲み、恵さんのお姉さんの話でたくさん笑った。私は彼女のお姉さんの話が好きだった。
海のそばではなかったが、川の近くの宿で、水の音が聞こえた。温泉に入った後に、川の音が聞こえる静かさ夜の暗さが新鮮だ、という話をした。いろいろな話をした。人と犬は、言葉は通じないけれど、心は通わせることができる、その関係はストレートでほとんど絶対的な信頼関係、だから犬は特別、という話が今も印象に残っている。
恵さんも、幸せだった時間も、今となっては消え去った。いや、初めから存在しなかった。館山のビジネスホテルの私の頭の中で、直ちに捏造され、直ちに思い出され、直ちに反芻され、直ちに消え去った。そのような存在はなかった。
遠くの波にも、部屋の外にも、部屋の中にも、私の体の中にも、存在するのは放射性セシウムだった。恵さんはどこにも存在しないが、放射性セシウムは確かにそこにある。
頭の腐ったポエマーのたわごとか「政官財学癒着の果ての放射性セシウム」という"しんぶん赤旗くずれ"のようなものしか入っていない。それが私だった。



チロリンと目覚ましが鳴って起きた。レースの日。

大腿四頭筋腱炎の具合はだいぶ良くなった。全力で!とかオールアウトで!といった無理をしなければ問題なさそうだ。
天気はよい。気温を調べるのを忘れたが、かなり暑い。
少しモノを食べ、ホテルを出て、ドリンクを作成し、自転車を組み立てた。今回はP3じゃなくロード。自転車イベントも初めて。密集を想像すると少々怖い。
ナンバーを肩に書いたり、バイク預託、トランジッション袋を所定の位置に置いたりと、少々面倒な手続きを。途中、知っている人を見かけたので、挨拶をした。
男子51.5kmは二部構成。私は遅い方の回。10時スタート。

日焼け止めを塗りウェットを着て試泳。説明会によると水温は27度らしい。泳ぐにはちょうどいいくらい。寒さは全く感じなかった。
海の状態は多分静かな部類。水は透明度が高く視界も十分に3メートル位は効く。時々魚が見えた。ただ、プールのような透明さではない。
ウェットに海水だと淡水プールよりずっと浮力がつく。放っておいても浮かぶ。プールでプルブイを使っているような浮かび方。それよりもっと浮くかも。
波がざぶざぶと鼻と口に入ってきてたまらない。プールと比べ、味が濃い。慣れないせいか、プール味の方がずっと快適に思えた。満員のアクアビクスの脇のコースをもう少しひどくしたところで泳ぐような感じ。
スイムパートが怖くてたまらないのだけれど、トライアスロンを云々するにはオープンウォーターへの拒絶感とフルマラソンをクリアしなければならない。今日はオープンウォーター。スタートしてしまえば結果は出る。完泳か、リタイヤか、三途リバーの向こう岸か。
時間がきたのでスタートラインに並ぶ。ここまでくるとアドレナリンが出るのか、怖いという感覚も緊張も消えた。キックを打ちすぎない事、負荷を上げすぎない事。


最後尾からチンタラ行くべきところを前から4,5列目といけない位置に付けてしまった、気がしたが、もう遅い。並び直して後ろに行くのも面倒なのであとは野となれ山となれ作戦で。
スタート。
最初の混戦でバタバタと殴る蹴るタックルが行われた後はほとんど接触はなし。混戦も足がつくような場所だったのでかなり落ち着いていけた。
ヘッドアップをしたり、周囲の泳者に付いていったりして多少の蛇行はあったけれど、おおむねコース通りに。海水を飲む事もあったが、それも2,3度だけ。海底が遠く、プールと比べて全然進んでいる感じはしないのだけれど、進んでいる感じがしないからといって何ができるわけでもないのでただただストローク。
コースは三角形の750mを2周回。一度陸に上がるコース。
1周目をヨタヨタとこなすともう1周。2周目は回りにあまり泳者がいなかったので、コバンザメ作戦が取れず、ほとんど自力でコース取りを。1周目より蛇行したし、前方確認で平泳ぎにもなった。
ドラフティングは速い泳者の股間あたりに自分の頭が来るようにするといいよ、というが、そのような上手な並走は全くできなかった。近寄ることも難しかった。右にいたはずの人が左にいたり、並走どころか直角になっていたり…。
2周目も終わりになり、砂浜に向かってピョンピョン跳ねながら走る…つもりが、ゾンビみたいに陸にあがった…。
オープンウォータも大過なくこなせた。今日はこれで御の字。

海から上がるとき、実況のスピーカーから「イケメン選手、4番手で…」という声が聞こえた気がした。シリコンキャップをしていたのでよく聞こえなかったが、名前は呼ばれた気がする。
私程度が割と速めにスイムアップできた、ということは10時の部は、初心者の部だったのかもしれない。聞き間違いで14番手か44番手かもしれないが。

トランジッションエリアは空いていた。
もたもたとウェットを脱いだり、ウェアを着たりしていると、次々と他の選手がやってきて、あっという間にバイクを持っていった。
私も着替えについては、事前にイメージトレーニングを重ねていたつもりなのだが…。
UVレッグカバーとかコンプレッション長袖とか、そういう着脱に時間のかかるものを着たのだけれども、バイクパートでもランパートでもそんな装備は誰もしていなかった…。年頃の若い娘さんでさえ、半裸みたいな格好だった…。

バイクパート以降はおまけみたいなものなので、適当に。バイクでは何人か速い人に抜かれ、ランでは抜きつ抜かれつ、という感じはほとんどなく淡々と一人旅。


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Edge500のストップを押し忘れた。実際のタイムはよくわからない。
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久しぶりの実走。
無理をすると膝上をぶり返すので自制すべきだったが、出来なかった。
結局、膝上はまた痛めることになった。
ドラフティングとか、追い越すのは右から、とかそういう点でやや反省すべきところがあった、と思う。左から抜く事もあったし、出来るだけ避けようとは努力はしたけれどもドラフティングに入る場面もあった。
バイクはやや控えめにこいでRunに体力を残した。



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Runは暑くてたまらなかった。水を頭からかけた。ぼくちゃん大変ワイルド。
キロ4:30くらいで精一杯。ほぼイーブンペース。途中、AI UEDAさん?が矢のように走っているのを見かけた。キロ1とかキロ2じゃなかろうか、というペース。
余力はほとんどなし。見た事も無い平均心拍(体感より数字は高い)。
完走。

さいたまへ
帰路。さいたまへ。

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5 件のコメント:

  1. 初のトライアスロン大会、無事完走おめでとうございます。
    初トラなのに本当に素晴らしいタイムじゃないですか?
    次が非常に楽しみですね。この勢いで北海道マラソンも頑張って下さい。

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  2. 暑い中、お疲れ様でした。初めてでこのタイムは素晴らしいですね!
    これからも頑張って下さい!

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  3. たまごあたま2011年7月11日 9:51

    感動したっ!
    奮闘ぶりもさることながら、いつか私もと思わせる文章力もさすがです。お疲れ様でした!

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  4. 初レース、完走おめでとうございます。
    ゆうさんが完走だけで「めでたい」と感じる人だとは思いませんが、
    まずは自分の可能性に自信を深めることが重要だと思います。
    いずれハワイを目指すことを期待しますし、その時は「熱烈応援」します!

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  5. ひでさん、こんにちは&どうもありがとうございます&お疲れさまでした。
    暑かったような気もしますが、特に大きなミスもなく完走できて良かったです。
    次はマラソンです。こちらの方がメインなので慎重にいきたいです。
    =============
    miyaさん、こんにちは。どうもありがとうございます。どうもバイクパートがひどい出来だったようですが。いろいろと反省材料があるので次に生かしたいです。
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    たまごあたまさん、こんにちは。
    オープンウォータをクリアできたのは良かったですね。
    「案ずるより産むがやすし」という感じでした。えいやっと飛び込んでしまえばどうにかなっちゃうんだなあ、と。
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    seigoさん、ハワイゲットおめでとうございます。そして、ありがとうございます。
    コースミスがあってもスロット獲得できるあたり、想像がつかないすごさです。
    ロング志向ならハワイというのは憧れの地であることは間違いないのですが、
    トライアスロンを知れば知るほど、ハワイは「遠くなっていく」気がします。
    もちろん、いつか目指せるようになれればいいなあ、と漠然と思う事はありますが、全く現実的な話でないのが残念です。

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