6.24.2011

チラシの裏

私が初めての30km走をさいたまで行おうとする12時間前に、私は同じく埼玉南部のサイゼリヤの窓際カウンター席でピザとパスタとサラダと食べていた。窓際から見える景色は、海でも山でも星空でもなく、ガードパイプに座ってたむろする高校生位の若者だった。埼玉南部には海も山も空もなく、彼らが高校に通っているどうかも知らない。彼らは白いガードパイプに腰を掛け、タバコのような何かを、それがタバコなのか大麻なのかコカインなのかは知らないが、煙を吸っていた。
サイゼリヤのガラス越しに煙を見た15時間後に、私は初めての30km走を終えたが、右のふくらはぎに、重度の筋肉痛か、軽度の肉離れを起こし、その60年ほど前に、ベケットは"ゴドーを待ちながら"という戯曲を書いた。足を痛めたため、BikeもRunもしばらくは出来そうにない。だが、痛む個所は筋肉組織に思えるから、回復は早いかもしれない。回復には材料が要るだろう、と、たくさん食べ、飲んだ。回復に良いかもしれないとコンプレッションレギンスを付け、録画しておいた番組を見たり、DQ6を進行させたりして、静かに過ごし、早めに寝た。
サイゼリヤのガラス越しに煙をみてから30時間ほど経った頃、私は"格さん"と共に白いガードパイプに座り、ゴドーを待っていた。格さんは、生気を失って私の隣でゴドーを待っていた。私と格さんはほとんど会話を持つことなく、ぐったりとしてゴドーを待っていた。やがて江川紹子がゴドーが来ないことを伝え、私と格さんはこの世がしおれゆくのを感じる、という夢を見た。
夢から覚めると、朝だった。足は回復していなかった。
55.5kg
55.5kg
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Swim2000m 42min

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